令和7年度7月例会(公開セミナー)【報告】

●テーマ: 『アナウンサーとして、アスリートの妻として ⾔葉と思いを繋ぐ』
●講師: 栗原 由佳 様(セント・フォース所属フリーアナウンサー、岡島秀樹投⼿の妻)
●⽇時:2025年7⽉16⽇(⽔) 18時〜20時
●場所:⾼崎市総合福祉センター 会議室1

●出席者 ※敬称略
計 64名(会員30名+会員外34名)
天川(2名)、飯塚(1名)、⽯⽥(1名)、伊藤(3名)、井野(2名)、宇⽥(4名)、⽥中、霜⿃、廣⽊(1名)、戸丸(1名)、中⻄(2名)、廣瀬(1名)、藤澤(3名)、深澤(11名)、江⼝、⾦井、鴨井、⿊澤、⾼麗、⼩島、⼩林、清⽔、鈴⽊、⼟⽥、富澤、豊⽥、永井、野村、松原、丸⼭、⼀般問い合わせ2名
※ ()の数字は会員が非会員を誘って下さった人数

●例会内容
・司会進⾏/廣⽊さん
・代表挨拶/伊藤さん
・講演/栗原由佳 様

まずは、栗原様ご本⼈とご家族の紹介から始まりました。

栗原様は、1998年に上智⼤学外国語学部フランス語学科を卒業。上智⼤在学中、フジテレビ「プロ野球ニュース」でフリーアナウンサーとしての活動をスタート。以後、TBS「関⼝宏のサンデーモーニング」、テレビ朝⽇「CNNヘッドライン」、東京FM「Tapestry」を担当。2001年当時巨⼈所属の岡島秀樹投⼿と結婚。現在は3男1⼥の⺟でありアスリートの妻として、フリーアナウンサーの仕事に携わっています。
ご家族の紹介では、秘蔵写真をスクリーンに映しながら、岡島投⼿の活躍シーンやご家族との時間、さらには、メジャーリーガーの妻同⼠のお付き合いやボランティア活動について、説明して頂きました。説明を通して、⽇本とアメリカにおける⽂化、⼦育て、考え⽅の違いが顕著に感じられました。

個⼈的に興味深かったは、MLBではファミリーファースト、家族が⼤切であり、家族間が良好であれば選⼿のパフォーマンスも上がる、すなわち選⼿のパフォーマンスが⾼いのは、家族のおかげであるということ。まさに、その考え⽅が岡島投⼿を渡⽶させるきっかけになったとのことです。
また、⼦育てにおいては、「⽗はこう思う、⺟はこう思う、隣の⼈はこう思う、じゃあ、あなたはどう思う?」というように、こうしなければいけない。ということではなく、⾃分がどのように思うかを常に考えることの⼤切さをお話しされました。

また、アナウンサーの仕事や通訳の仕事を通して、情報伝達がいかに⼤切であるかを学んだとのことです。その内訳は、視覚情報55%、聴覚情報38%、⾔語情報7%ということから、コミュニケーションを円滑に⾏うには表情や目線、話のイントネーション等が全体の 93%を占めています。実際にSNSが広まっている現在、⾔語情報だけでは伝わりづらい事が多々あると感じます。対⾯でのコミュニケーションの良さというものを考え、物事を正確に伝える⼒を養っていきたいと改めて感じました。

最後に、栗原さんが⾏っている活動の⼀環であるお箸について、「きみの箸」を紹介いたします。詳しくはホームページをご覧ください。
・もちやすさにこだわったデザイン/⼿持ち部分がらせん状
・お肌にやさしい天然素材/熊本県南関町でとれた⽵
・成⻑に合わせたサイズ/5mm刻みのサイズで作成
http://kiminohashi.jp

●所感
プロ野球選⼿の奥様の普段の⽣活や、チームの奥様⽅との交流と活動、アメリカならでのコミュニケーションの⼤切さなど、普段聞くことのできない貴重な体験談と考え⽅を学ぶことができ、⽇本とアメリカの考え⽅、⽂化の違いを考えさせられました。
そして何よりも、栗原さんのトークのスキルと表現⼒の豊かさを直接感じることができた素晴らしい講演でした。

7月例会担当/役員一同
文責/土田